お坊さんからのお知らせ
勇猛精進日記

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総本山智積院 冬報恩講

2018.12.14

先日、総本山智積院 冬報恩講に当山住職と副住職が出仕してまいりました。
陀羅尼会のみの出仕でしたが、年に一度の荘厳な行事に参加できたことを嬉しく思います。

冬報恩講とは,,,
冬報恩講は宗祖・弘法大師 空海の教えを復興された興教大師 覚鑁の功績に感謝し、
根来伝来の教えを継承することで、その恩に報いることを目的に行われる法要です。

真言宗中興の祖・興教大師が入滅された12月12日を期して行う「出仕論義」(12月11日)・「陀羅尼会」(12月11日夕方から12日深夜にかけて)・「御法事」(12月12日)の3つの法要をあわせて冬報恩講といいます。

 「出仕論義」は真言宗の教義について『大日経疏』をもとに毎年、化主猊下より論題が出題され、問答によって論議する法要です。
 「陀羅尼会」は、罪障消滅などで唱えられる尊勝陀羅尼を興教大師覚鑁が祀られている密厳堂で一晩中読誦する法要です。
 「御法事(ごほうじ)」は報恩講を締めくくる法要です。 

冬報恩講は、金堂を始めとする諸堂伽藍が美しく荘厳され、冠木門から金堂、そして密厳堂への参道両側に提灯が提げられます。それぞれの法要には全国から多くの僧侶が集まり総本山智積院の最も荘厳な行事の一つです。