立春も過ぎ、境内の紅梅が五部咲きになりました。本日は天候もよく春の足音が聞こえてくる一日です。
立春とは1年間を24に分けたときの二十四節気の第1に当たります。
この二十四節気は太陽の角度(太陽黄経)によって決められています。
太陽黄経が315度のときが立春とされています。この立春から立夏までのことを『春』と呼ぶのです。そして立春の日が1年間で最も寒い日となっています。
また、立春の1日前が節分で、豆まき、恵方巻の日です。
立春の早朝に、禅寺では「立春大吉」と大書した紙を、門に貼るという習慣があります。
意味は「謹賀新年」に近いらしいのですが、この文字は縦書きにした場合、左右対称になるために、この立春からの一年間に災難などに遭わないという厄払いのようなものです。
一説には、同じ「立春大吉」の符札を、寺院や堂舎の入り口の左右に貼るとの記述もありました。
民家などでも、一年間災難に合わないようにとのおまじないとして、「立春大吉」の文字を、墨で半紙や和紙に書き、立春の日に柱などに貼っておくという方法もあるようです。